ぞくり、と。 首元に冷やりとしたナイフを突きつけられるような悪寒を覚え、フェリシアは反射的に小さな身を反らす。直後一瞬前まで首があった位置を、細身の刃が白磁の軌跡を残し刈り取っていった。逃げ遅れた蒼色の髪束が宙を舞う。それを気にする余裕もな…
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